中日・岩瀬 2軍再調整か 1死しか取れず3失点、谷繁監督示唆

[ 2016年4月28日 05:50 ]

<D・中>7回1死一、二塁、筒香に右前適時打を打たれて降板する岩瀬(左から2人目)

セ・リーグ 中日3―8DeNA

(4月27日 横浜)
 全盛期を知る者には、見たくない光景だった。3―4と1点差に追い上げた直後、2番手で8回のマウンドに上がった岩瀬が、1死しか取れずに3失点(自責2)で降板した。

 「結果がすべてです。全てが良くなかった…」

 チームバスへ向かう駐車場で下を向き、必死で言葉を絞り出した。先頭の戸柱に中前打。桑原は犠打失敗で三飛に仕留めるも、ロマックに四球。続く石川には、遊ゴロ併殺と思われた打球で堂上の失策も絡んで1死満塁とピンチが広がった。そこから、乙坂にスライダーを中前へ、筒香にはシュートを右前へ運ばれて瞬く間に3失点。4点差に広げられたところで、タオルが投入された。

 23日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)も1点リードの9回2死、中村に逆転3ランを浴びており、これで2試合連続失点。試合後、谷繁監督は今後について「考えていかないといけない」と2軍での再調整を視野に入れていることを示唆した。左肘痛から復活を期す通算402セーブ記録保持者が、再び試練の時を迎えている。(細川 真里)

 ▼中日・阿知羅(7回1死一、三塁からプロ初登板。1回2/3を1失点)自分の球を投げることを考えて投げました。力のなさを痛感しました。ボールが真ん中にいったので、制球をしっかりしないと。

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2016年4月28日のニュース