ＤｅＮＡ「純国産打線」で快勝！１～４、６番は横浜高校ＯＢズラリ

＜Ｄ・中＞お立ち台で笑顔を見せる横浜高トリオの（左から）筒香、乙坂、石川

　ＤｅＮＡが中日に快勝し、連敗を２でストップ。敗れれば借金１０となっていたが、踏みとどまった。

　この日の先発は、今季初めてロペス、ロマックを外しての「純国産打線」。しかも今季初めて荒波を１番に据え、２番に石川、３番にこちらも今季初めて乙坂、４番に筒香という１番から４番まで地元・横浜高校出身選手をズラリと並べた。さらに６番には倉本も入り、実に先発の過半数の５人が横浜高校出身となった。

　その策が大当たり。石川、乙坂、筒香の３人が、計７安打６打点と大暴れした。初回に石川が今季初本塁打となる先制ソロ。３回には石川、乙坂の安打で築いた好機で筒香の遊ゴロ間に１点。４回は飛雄馬が中越えに１号ソロ。６回は先頭で打席に入った４番の筒香がバックスクリーン右にリーグトップタイの８号ソロ。４―３と１点差に迫られた７回には乙坂、筒香が適時打を放ち一挙３得点を加えて突き放した。

　お立ち台に並んだ石川は「跳ね返って来たため「本塁打と分かるまで一生懸命走った」と笑顔で話し、筒香も「前の先輩、後輩につないでいただいたので…」と語り、本塁打については「チームの勝利に貢献できるよう頑張っていく」と力強く語った。乙坂も両先輩に挟まれて緊張の様子も見せながらも「一緒にプレーできるのが幸せでーす」と語った。

　先発の久保は７回途中３失点で今季初勝利。

　▽ＤｅＮＡの横浜高校出身選手　１９９８年度卒業の後藤を始め、２００３年度卒業の荒波、０４年度卒業の石川、０８年度卒業の倉本、０９年度卒業の筒香、１１年度卒業の乙坂と６人が在籍。他の球団を見ても松坂（ソフトバンク）、成瀬（ヤクルト）涌井（ロッテ）近藤（日本ハム）ら多数ＯＢがいる。