マエケン、慈善サイン会に1000人が列 開門3時間に並ぶ人も

[ 2016年4月27日 12:06 ]

地震で被災した熊本とエクアドルへの義援金を集めるため、ファンにサインするドジャースの前田健太投手

 米大リーグ、ドジャースの前田健太投手らが26日、本拠地のドジャースタジアムで、地震で被災した熊本とエクアドルへの義援金を集めるための慈善サイン会を開いた。ファンが10ドル(約1110円)を支払ってボールや色紙などの持参品にサインをもらう形式で、ロバーツ監督やプイグ外野手らも参加し、約4500ドルが集まった。ドジャース球団が資金を追加し、1万ドルを寄付する。

 前田投手は「自分の育った日本が被災したことは悲しいニュース。みんなの思いが届けばうれしいし、少しでも貢献したい」と、ユニホーム姿でサインを繰り返した。母親と自身が沖縄出身のロバーツ監督は「貴重なお金を集めて向こうの人々の役に立てれば」と話し、にこやかにペンを走らせていた。

 サイン会には開始時点で約千人が行列をつくり、試合開始時間の関係で全員は受け付けられなかった。カリフォルニア州のクリーニング店経営、アレックス・バリオスさんは前田投手の投球写真にサインをもらい「妻が軍務で日本にいたことがあり、少額だが熊本の人を助けたかった。美しいサインで、開門前から3時間も並んだかいがあった」と喜んでいた。(共同)

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2016年4月27日のニュース