ロッテ大嶺祐、二木の武器 間接的に勝利貢献する「川満カーブ」とは

[ 2016年4月27日 09:30 ]

ロッテ大嶺祐、二木にカーブを伝授し、間接的に勝利に貢献している川満

 今季開幕からロッテの先発ローテーションを任されている大嶺祐と二木は、ともにスローカーブが武器の一つ。この両右腕にカーブをアドバイスした投手が、2軍にいる左腕・川満だ。

 川満は学生時代から、元中日の左腕・今中慎二が投げていたようなスローカーブを武器としていた。指にかからずにリリースされた球は回転数が少なく、山なりでフワッと落ちる。回転をかけるのではなく「抜く」ような球だ。

 だが、九州共立大時代にプロ1年目のソフトバンク・武田のカーブを見て、速いカーブに憧れたという。武田の宝刀は指で縦回転をかけて鋭く落とすカーブ。「抜く」のではなく「かける」カーブだ。川満も練習したが、「抜く」のに慣れていたこともあり、習得には至らなかった。それでも、その二つの投げ方が合わさって「抜いてかける」カーブが完成したという。

 「言葉で説明するのは難しい。“抜いてかける”としか言えない。抜いてから指(人さし指と中指)で引っかける感じ」と川満。球速は100キロ台だが回転が多く、鋭く落ちる。石垣島キャンプで初めて生で見たそのボールは、左打者の頭付近から落ちてワンバウンドするほどの大きな落差に見えた。

 オフに宮古島で川満と自主トレをともにした大嶺祐は「川満はカーブが凄くいい。どこに意識を置いているか聞いたら、中指と言っていた。中指に力を入れる意識」と話す。カーブの精度が上がったことで、投球の幅が広がった。今季プロ初勝利を挙げた高卒3年目の二木は「川満さんにカーブの投げ方を聞いたけど“抜いてかける”は難しいですね」と言う。

 4年目の左腕はまだ1軍登板がないが、「川満カーブ」は大嶺祐や二木に伝授され、相手打者を抑えている。試合に出なくても、間接的に勝利に貢献していると思う。本家の「川満カーブ」を1軍で見たい。(記者コラム・渡辺 剛太)

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