ソフトBの資金力鮮明に 年俸でもパが上位

[ 2016年4月25日 19:36 ]

 2年連続日本一を達成したソフトバンクが、平均年俸でも年俸1億円以上の選手数でもトップとなった。平均年俸は2013年からの3年間で67・6%も増えており、豊富な資金投入が戦力充実につながっていることが鮮明になった。

 1995年以降、平均年俸トップは巨人と阪神が占めており、パ・リーグ球団がトップになるのは88~94年の西武以来。リーグ全体の平均でも、18年ぶりにセ、パが逆転した昨年に続き2年連続でパがセを上回った。近年の交流戦や日本シリーズでパ・リーグ勢が圧倒している状況を反映し、年俸でもパが上位に立つ傾向が浮かび上がった。

 セ・リーグでは昨年、大物選手の現役引退が相次いだことが平均を押し下げる一因になった。選手兼任だった谷繁監督や山本昌、和田、小笠原が引退した中日は3435万円から2692万円と大幅にダウン。巨人も推定年俸1億6千万円だった高橋監督が現役を退き、5年ぶりに平均年俸首位を明け渡した。

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