大院大・堀田 3試合連続2桁K、王者大商大の連勝止め先勝

[ 2016年4月23日 18:41 ]

関西六大学野球第4節1回戦 大院大5―2大商大

(4月23日 ほっと神戸)
 今秋ドラフト候補に挙がる大院大の最速149キロ右腕・堀田晃投手(4年)が3試合連続2桁の10奪三振で3連覇を狙う大商大の連勝を4で止めた。初回に捕逸と中犠飛で2点を失ったが、直後に味方打線が四球を挟む5連打などで逆転に成功。逆転Vへ試金石となる初戦を137球の力投で制した。

 今春は4試合計35回を投げ、39奪三振。与四死球7、防御率0・77と抜群の安定感を誇る。関六のドクターKは「18番を背負う以上、背中で引っ張るしかない。神宮出場とプロ入りを目指してやっているので」と汗をぬぐった。

 かつての“ライバル”はこの日、今季初登板だった楽天の安楽(済美)だ。12年夏の愛媛大会準々決勝で対戦。松山商の「4番・遊撃」で先発した堀田は初回に当時1年生だった安楽から先制の左前適時打を放った。6回から登板すると、4回を無失点に封じたが、試合は1―4で敗れた。「あの負けがあるから今がある。いつか借りを返したい」―。この思いが右腕の原動力になっている。

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2016年4月23日のニュース