田中正義 2回で降板、右手中指爪痛める「非常に申し訳ない」

[ 2016年4月23日 12:00 ]

東京新大学野球 創価大2―5共栄大

(4月23日 岩槻川通公園野球場)
 今秋ドラフトの超目玉に挙がる創価大の最速156キロ右腕・田中正義投手(4年=創価)が23日、さいたま市岩槻川通公園野球場で行われた東京新大学春季リーグの共栄大1回戦に先発。2回まで2安打無失点に抑えていたが、右手中指の爪を負傷し、緊急降板した。

 試合後に取材に応じた田中は、試合前のブルペン投球で爪が割れたことを明かし「中途半端なことをしてしまって非常に申し訳ない。最初から痛かったんですけど、血が出てきてどうしても痛みが気になって思うように投げられない感じだったので早めに言いました」と話し、2回終了後に自ら岸雅司監督に降板を申し入れたという。投球数は36球で最速は147キロだった。

 試合は3回から池田隆英投手(4年=創価)が登板。延長戦までもつれこんだがタイブレーク方式の延長10回1死満塁から右翼フェンス直撃の3点三塁打を浴びて勝ち越され、2―5で敗れた。岸監督は「(正義は)爪がちょっとね。ひっかかっちゃったね。いろんなことがある。これで強くなるチームじゃないと全国大会には行けない」と話し、消毒やテーピングで処置をした田中は「(復帰時期は)分からないですけどなるべく早く(投球を)始められるようにしたい」と前を向いた。

続きを表示

2016年4月23日のニュース