ダル 200発男K斬り フリー登板「途中から真っすぐ凄く良かった」

[ 2016年4月23日 05:30 ]

投手コーチが見守る前でフリー打撃に登板したレンジャーズのダルビッシュ

 手術した右肘のリハビリを進めるレンジャーズのダルビッシュが21日(日本時間22日)、本拠地で2度目のフリー打撃に登板。通算200本塁打で10年リーグMVPのハミルトンら初めてメジャーの打者を相手に計47球を投じた。

 「途中から真っすぐが凄く強くなってきて、それが一番良かった。速球で一本も(相手が捉えた打球を)打たれなかった」

 15球、15球、17球と3回を想定した投球で、左膝のリハビリ中のハミルトンとのガチンコ対決は6度に及んだ。2回には走者なしでもセットポジションからクイック投球を見せ、スローカーブも投じるなど、4飛球と2三振に封じ込めた。ハミルトンは「楽に投げているように見えて球は速く、最後に伸びる」と脱帽した。

 予定通り26日(同27日)に傘下2Aフリスコでリハビリ登板を開始するかについては「状態が完璧にならないと戻りたいとは思わない。1日ゆっくり考え、もう一度(フリー打撃が)必要かを考える」と慎重だったが、順調に復帰への階段を上っている。ジョン・ダニエルズGMは「(メジャー復帰は)5月中旬から下旬が現実的なタイムライン」と話した。 (アーリントン・奥田秀樹通信員)

続きを表示

2016年4月23日のニュース