専大 “ゴジラ2世”森山でサヨナラ 2打点!今季初勝ち点貢献

[ 2016年4月23日 05:30 ]

<専大・日大>9回1死満塁、専大・森山はサヨナラ犠飛を放ち両手を上げてガッツポーズ

東都大学野球第3週最終日 専大5―4日大

(4月22日 神宮)
  3回戦1試合が行われた。2季ぶりの優勝を目指す専大は日大に5―4でサヨナラ勝ちし、2勝1敗で勝ち点1を挙げた。今秋ドラフト候補の主将・森山恵佑外野手(4年)が4―4の9回に決勝の中犠飛を放つなど2打点の活躍だった。海星(長崎)出身の平湯蒼藍(そら)内野手(1年)は代打でリーグ初本塁打となる2ランを放った。

 専大の「ゴジラ2世」が4番の仕事を果たした。4―4の9回1死満塁。森山は140キロ直球を振り抜き、今季初の勝ち点をもたらすサヨナラ中犠飛。誇らしげに両拳を突き上げ「自分が決めてやると思った。この勝ちは本当にでかい。天と地の差がある」と笑った。

 前日はバックスクリーンへ135メートルの特大弾を放り込み、観客の度肝を抜いた。巨人、ヤンキースなどで活躍し、日米通算507本塁打を誇る松井秀喜氏と同じ星稜出身。しかも1メートル89、92キロの同じ左の大砲だ。1―1の5回にも一時勝ち越しの左前適時打。阪神の中尾孝義スカウトは「パワーが凄い。アマチュア球界No・1」とうなった。

 昨春は史上2校目となる1部復帰即優勝を達成。斎藤正直監督は「(中犠飛は)昨日の本塁打の3分の1ぐらいの距離だったね」と冗談めかしながら森山を称え、「今季は勝ち点まで凄く長く感じた。この勢いで次も勝ちたい」と力を込めた。 (青木 貴紀)

 ▼専大・平湯(6回に代打で一時逆転となる左越え1号2ラン)準備はできていた。きょうは“自分がやる”という気持ちだった。

 ▼日大・仲村恒一監督 ゲームはつくれたが、失点が上回ってしまった。投手陣がもう一つ。ねちっこい野球はでき始めている。

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2016年4月23日のニュース