29歳誕生日にまさか…オリ新助っ人モレル2打席連発も雨に消えた

[ 2016年4月22日 05:35 ]

<楽・オ>初回2死二塁、モレルが左中間に先制2ランを放つも…

パ・リーグ オリックス4―5楽天(3回裏1死降雨ノーゲーム)

(4月21日 コボスタ宮城)
 ツイてないにも程がある。オリックスの新助っ人・モレルが来日初を含む2打席連続本塁打を放ちながらも3回裏降雨ノーゲームで全て幻に…。

 しかも、この日は記念すべき29回目の誕生日。前代未聞の不運な出来事に「何を言ったらいいか答えようがない。起こったことは残念だが、どうしようもないからね…」と苦笑いしたが、その表情はどこか寂しげだった。

 ただ、不振の4番に当たりが出た事実は消えない。初回2死二塁、3回2死無走者で、いずれも楽天・レイの直球をバックスクリーン左へ。試合中のコメントでは「フェンスを越えたら、スイングの形はどうでもいいよ」と喜びを表現していた。糸井の2試合連続弾と合わせ計3本が幻となったが、20試合で60得点とリーグ最少得点の打線に「形」は見えてきた。福良監督は「いいスイングだった」と今後のモレルに期待を寄せた。

 ≪両軍計4発水の泡≫楽天―オリックス戦はノーゲームのため、モレル(オ=2本)、糸井(オ)、ウィーラー(楽)の本塁打が幻に。最近の似たケースは14年7月6日の広島―ヤクルト戦(マツダ)。川端(ヤ)、丸、エルドレッド(ともに広)の計3本塁打がフイになった。また、1試合で2本塁打が幻となった選手は見当たらないが、77年のミッチェル(日)は4月28日のロッテ戦、7月11日のクラウン戦で年間2本の不運。シーズンをパ2位の32本塁打で終え、皮肉にも本塁打王のリー(ロ)とは2本差でタイトルを逃した。

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2016年4月22日のニュース