田中、キクマルコンビが熱望 新井2000安打は本拠マツダで

[ 2016年4月22日 05:30 ]

広島の新井

 広島・新井が通算2000安打まであと6本と迫り、1~3番を打つ田中、菊池、丸の3人が本拠・マツダスタジアムでの、しかも勝ち試合での達成を願った。

 「できれば、地元で達成してほしい。もちろん勝ち試合で祝いたい」と声を弾ませたのは田中だ。さらに「体が強いし、叩き上げの部分もある。見習っていきたい。この世界で長くやる人はああいう人なんだなと思います」と尊敬の念を込めて続けた。

 よく食事に誘ってもらい、野球の話だけではなく「くだらない話」もされるという菊池も声をそろえる。「マツダでたくさんのファンの前で成し遂げてほしい」。赤で染まったホームで喜ぶ姿をイメージした。「でも、僕らがあまりはやしたててもダメなので、いつもどおりやりたい。打席を多く回したいですね。絶対に勝ちたい」

 39歳の大先輩をふだんから「いじられキャラ」にしている丸は、冗談めかしながら見習う姿勢を示す。「(打撃の)形はきれいじゃないけど、そういうところは共感できる。長年の練習で形がしみついていて、そういうところは勉強になる。できれば阪神戦で、勝って達成してほしい」

 新井自身もかねてマツダで…と希望している。その次のカードが神宮でのヤクルト戦のため、条件は3戦で6本。後輩たちからのエールをパワーに変える。 (柳澤 元紀)

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2016年4月22日のニュース