レッズ 1イニング5盗塁を記録 相手投手「走者に注意払えなかった」

[ 2016年4月20日 15:53 ]

<ロッキーズ・レッズ>2回に三盗を成功させたレッズのハミルトン (AP)

ナ・リーグ レッズ4―3ロッキーズ

(4月19日 シンシナティ)
 レッズが19日のロッキーズ戦で1イニングに5つの盗塁を記録した。

 走り放題となったイニングは2回、無死一、三塁の場面で6番・ブルースが二ゴロを放ち、三塁走者が本塁に生還し、一塁走者が二塁で封死となったところから始まった。1死一塁となり、まずブルースが二盗を決めると、7番・ホルトが死球で出塁。1死一、二塁となったところで、2人の走者は見事に重盗を決めた。

 8番の投手、スティーブンソンは三振に倒れたが、ラストバッターのハミルトンは左翼への2点適時二塁打。俊足のハミルトンはすかさず三塁へと走り、このイニングでチーム4つ目の盗塁を成功させた。

 レッズの猛攻は続き、1番・コザートが左前適時打でハミルトンが生還。2番・スアレスが右前打を放ち、2死一、三塁となると、スアレスは二塁へ今季3つ目の盗塁を見せた。記録サイトによると、レッズの1イニング5盗塁は、少なくとも1920年代からはないとのこと。

 あまりに走者に対して無警戒だったロッキーズの先発左腕、デラロサは「集中力を欠き、走者に注意を払えなかった」とコメント。ワイス監督は「デラロサは制球に苦しみ、レッズの打者を打ち取ることばかりに意識がいってしまった。それが走者へ有利に働いたのだろう」と渋い顔だった。

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