マエケン 好スタートの裏に通訳の存在 WBCフィリピン代表

[ 2016年4月19日 09:50 ]

<ドジャース・ジャイアンツ>7回を4安打1失点で2勝目を挙げた前田(AP)

ナ・リーグ ドジャース3―1ジャイアンツ

(4月17日 ロサンゼルス)
 ドジャース・前田の好スタートの裏には、右腕と同い年のウィル・アイヤトン通訳の存在がある。

 量より質に重きを置く中4日の調整。両翼ポール間のランニングメニューで、前田と一緒に全力疾走するのだ。過去の日本人大リーガーでは見られなかった光景。実は、アイヤトン通訳はフィリピン代表として前回WBCに出場した経歴を持つ。前田は相棒の貢献ぶりについて「役立ってないですね。あまり運動していないので、一緒に走ったほうがいいのかなと。一人で走ってもあれなので」と冗談めかしたが、こうした軽口を叩ける空気感こそが重要。1週間前にはアイヤトン通訳の練習用ユニホーム、帽子も球団から支給された。(大リーグ担当・奥田 秀樹通信員)

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