フルカウントに強い打者 現役1位はヤク川端 今季も9の6

[ 2016年4月19日 09:03 ]

ヤクルトの川端

 3ボール2ストライクのフルカウントまで進んだ勝負は見応えがある。投手も打者も追い込まれた状況で、1球たりとも気を抜くことができない。そんな緊迫した状況に強い打者は誰か。そこで通算2000打数以上の現役打者61人を対象に、フルカウントでの通算打率をランキングした。

 1位は川端(ヤ)で打率・316。通算打率・303は61人中2位で、フルカウントでは堂々のトップだ。2位は・301の大島(中)で、こちらも自身の通算打率を大きく上回る。3位は・300の内川(ソ)。通算打率1位ながら、フルカウントではやや率を下げている。そしてほとんどの打者が、安打より四球での出塁が多い。特に打率7位の栗山(西)は、フルカウント出塁率でトップの・520だった。

 昨季セ・リーグ首位打者の川端は、今季も同3位の打率・353と好調。特にフルカウントでは9打数6安打と打っている。フルカウント通算75安打のうち、本塁打は14年の1本だけ。飛距離より確実性を重視し、好球必打を実践しているといえるだろう。 (記録課・矢吹 大祐)

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2016年4月19日のニュース