中日・杉山 迷わず初球撃ち!守護神マテオから劇打「何とか挽回しようと」

[ 2016年4月16日 19:11 ]

<中・神>9回裏1死満塁、杉山はサヨナラ逆転2点適時打を放ち、雄叫びをあげる

セ・リーグ 中日4―3阪神

(4月16日 ナゴヤD)
 中日は1点を追う9回、1死満塁から杉山が2点二塁打を放って逆転サヨナラ勝ち。「ランナーを還すことしか考えていなかった」と、阪神守護神・マテオの初球の直球を迷わず捉えると、打球は中堅の頭上を越える劇的なサヨナラ打。背番号45は一塁を回ると右手を突き上げて雄叫びをあげ、全身で喜びを表現した。

 ナインの手荒い祝福にもみくちゃになった後、お立ち台に上った杉山は「不利な状況の中、ずっと逆転してやろうという気持ちで9回までやってきたので、最後に打てて良かったと思います」と興奮冷めやらぬ表情。この日先発の山井は4回まで阪神打線を無安打に抑えていたが、5回に3安打で3点を失って降板。女房役の杉山は「3点取られた回は、盗塁を刺せなかったことと自分のミスが重なって3点入ってしまっていた」と痛恨のイニングを振り返り、「何とか挽回しようという気持ちでやっていた」とあきらめない気持ちが劇的な勝利を呼んだと語った。

 谷繁監督は「あのフォアボールが大きかった」と9回1死一、二塁、フルカウントから粘って四球を選び、満塁の場面をつくった堂上を称賛。阪神先発の岩貞には7回で10三振を喫するなど苦しんだが、リリーフ陣を攻略しての勝利に「岩貞投手が良くて攻撃ができなくて苦しんでいた。8回まで投げると思っていたが、最後まであきらめないでよかったです」とニンマリだった。

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2016年4月16日のニュース