熊本へ届け!阪神・岩貞 7回10K零封 故郷にささげる力投

[ 2016年4月16日 18:13 ]

<中・神>2回1死二塁、岩貞は谷を二飛に打ち取る

セ・リーグ 阪神3―4中日

(4月16日 ナゴヤD)
 熊本市出身の阪神・岩貞が中日戦に先発し、7回4安打無失点、毎回の10三振を奪う力投。2日のDeNA戦(12奪三振)、9日の広島戦(12奪三振)に続く3試合連続の2桁奪三振を記録したが、リリーフ陣が3点リードをひっくり返されて今季2勝目はならなかった。

 岩貞は立ち上がりの初回、三ツ俣と高橋を直球で連続三振に斬ると、2回には外角チェンジアップで4番ビシエドのバットに空を切らせた。3点の援護をもらった直後の5回には2死一、二塁のピンチを招いたが、代打・赤坂をチェンジアップで空振り三振斬り。7回にはこの試合初めて三塁まで走者を進められたが、またもチェンジアップで福田を空振り三振に仕留めた。

 14日夜、熊本県益城(ましき)町を震度7の地震が襲い、16日未明からは県内で震度6弱以上の地震が相次いで発生。前日15日には「家の中はぐちゃぐちゃで大変だったみたいです。(家族の)体は無事ですが、余震とかもあって心配です」と実家を心配していた岩貞だったが、マウンドでは切り替えて奪三振ショーを披露。今季の奪三振数を34に積み上げ、再びリーグトップに浮上した。

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