元マスコットの男性 V記念リングもらえず不満吐露「ファン辞める」

[ 2016年4月14日 15:42 ]

メッツのマスコット、「ミスター・メット」(左)と「ミセス・メット」 (AP)

 米国のニューヨーク・デーリーニューズ(電子版)は13日、メッツのマスコット、「ミスター・メット」の中に入っていた男性が、昨季のリーグ優勝の記念リングを球団から受け取ることができなかったことを不満に思っていると伝えた。

 この男性はメッツで15年近く働き続け、昨季途中までの12年間は「ミスター・メット」として過ごしていたとのこと。しかし、建築家としてのキャリアを志し、シーズンの終盤に球団を離れる決断を下したそうだ。「良いシーズンも悪いシーズンもチームに尽くしてきた」とメッツ愛を語る男性は、球団の判断に納得いかず、「リングをもらえない明確な説明が欲しい」と声を上げた。

 メッツの答えはこうだった。スポークスマンによると、マスコットは日雇い扱いで、そうした従業員にリングを贈るには、球団独自に定めた勤務時間を満たす必要があるとのこと。男性はその勤務時間をクリアできなかったことが、リング授与を見送られた理由だという。長年、裏方としてチームを支えたとしても、規則が絶対のメッツ。「顔を平手打ちされた思い。ずっとメッツファンだったのに、もうそうではないよ」と男性が愚痴をこぼすのも当然か。

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2016年4月14日のニュース