マー君 5回2失点で降板 4四球と制球力欠き今季初白星ならず

[ 2016年4月13日 09:58 ]

<ヤンキース・ブルージェイズ>ヤンキースの先発・田中 (AP)

ア・リーグ ヤンキース―ブルージェイズ

(4月12日 トロント)
 ヤンキースの田中将大投手(27)が12日のブルージェイズ戦に先発。4四球と制球に苦しみ、5回を投げ、3安打6奪三振2失点という内容でマウンドを降りた。

 田中は10日のタイガース戦での先発が予定されていたが、悪天候で試合は中止。この日は開幕投手を務めたアストロズ戦に続き、2試合連続でのスライド登板となった。ブルージェイズは過去7試合に登板し、球団別で最多の5勝。さらに、敵地ロジャーズ・センターはメジャーデビュー戦で初勝利を挙げたほか、2勝負けなしで防御率1・69と相性は良い。

 注目の立ち上がりは、2死からバティスタ、エンカーナシオンに連続四球。初回からいきなり得点圏に走者を抱えたが、続くトロウィツキーをフルカウントから投じたスプリットで空振りの三振に仕留め、無失点スタートを切った。

 2回にカストロの内野ゴロの間に1点を先制したヤンキース。援護点をもらった田中は、2回の先頭打者・コラベロを歩かせ、早くもこの試合で3つ目の四球。後続を3者連続で三振に切って取ったが、この時点で球数は54球を数えた。

 打順が2回り目となる3回は再び先頭打者のピラーを歩かせ、続くドナルドソンには中前打。この試合で初めて安打を許し、無死一、三塁とピンチを迎えると、バティスタに中越えの2点適時二塁打を浴び、試合をひっくり返された。

 4回は下位打線の3人を7球で切って取り、この試合始めての三者凡退。5回は守備の悪送球など味方のミスもあり、2死三塁とされたが、エンカーナシオンを空振りの三振に打ち取り、追加点を許さなかった。結局、田中はこの回限り、92球で降板。直後に女房役のマキャンに右越え2号ソロが飛び出し、黒星とはならなかった。

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2016年4月13日のニュース