オリ 開幕13戦連続本塁打なし 2リーグ制では最長、63年ぶり不名誉記録

[ 2016年4月13日 06:30 ]

<オ・日>北川(左)、高橋(右)の両コーチと厳しい表情で話す福良監督

パ・リーグ オリックス0―4日本ハム

(4月12日 京セラD)
 苦虫を噛みつぶしたよう表情でオリックス・福良監督が振り返った。「答えようがないんだけど。どういうか、待つしかないかな」。開幕から13試合連続で本塁打が出ず、2リーグ制後では53年の大映の12試合を塗り替える不名誉な記録を更新。プロ野球記録は36年秋の大東京の28試合があるとはいえ、指揮官もうなだれるしかなかった。

 もちろん本塁打が出なくても勝てばいいが、現状では悪いデータしかない。9日のソフトバンク戦の3回に1点を奪って以来、これで24イニング連続無得点。さらに適時打は28イニングも出ていない。「ちょっと点数を取れるように考えないといけない。(1番の吉田正の)そこも含めて」と、指揮官は打線改造を示唆。中軸については「そこが頑張ってもらわないと」と動かすほど役者はいないが、復帰即2安打となった安達の1番抜てきなども頭にあるようで、起爆剤を模索している感じだ。

 3回1死一、三塁で訪れた吉川攻略のチャンス。吉田正が二ゴロ併殺と最悪の形になった。さらに5回の1死一、二塁も西野、山崎勝が凡退し、相手を乗せてしまった。今季ワーストの3安打で、今季最長を更新する5連敗。その5試合で3得点しか奪っていないのに対して、43失点ではさすがに勝てない。投打の歯車がかみ合わず、昨年に続いてリーグ最速での10敗目到達。どうにかして、浮上のきっかけを探したい。 (鶴崎 唯史)

 ≪63年ぶりワースト記録≫オリックスは開幕13試合を消化して本塁打なし。2リーグ制後、開幕から13試合本塁打0は53年大映の12試合連続を63年ぶりに更新するワースト記録になった。1リーグ時代の最長記録は36年秋に大東京がつくった26試合。球団では阪急時代の46年に記録した21試合。

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2016年4月13日のニュース