日米11球団集結!日大・京田“鼻から火”ダメ押し2点二塁打

[ 2016年4月13日 05:30 ]

<国学院大・日大>延長10回1死一、三塁、左中間2点二塁打を放つ日大・京田

東都大学野球第2週第1日 日大5―2国学院大

(4月12日 神宮)
 1回戦2試合が行われた。今週から登場の日大は国学院大を5―2で下し先勝。延長10回に勝ち越し、今秋ドラフトで野手の目玉に挙がる京田陽太内野手(4年)が日米11球団のスカウト陣の前でダメ押しの2点二塁打を放った。日大は04年春以来24季ぶりの優勝に向けて白星発進した。

 京田のドラフトイヤー開幕戦。日米11球団、約30人のスカウトの前で鮮やかに左中間へ運んだ。3―2と勝ち越した直後の延長10回1死一、三塁。ダメ押しの2点二塁打を放ち、両手を叩いた。

 「今年の冬は逆方向への打球を徹底してやってきた。こういう形で成果が出て良かったです」

 主将の責任感から第1打席は緊張で足が震えた。4打席目まで凡退したが、最後に勝負強さを発揮し「自分がしっかりしなきゃと頑張りすぎました」と苦笑い。仲村恒一監督も「朝からいきり立っていて鼻から火を噴いていた」と振り返った。

 50メートル5秒9の俊足で1メートル84の大型遊撃手。投手では創価大・田中、野手では京田が今秋ドラフトの目玉だ。中日の中田宗男スカウト部長は「スケールが大きくて安定感がある」と評し、日本ハムの今成泰章スカウトは「プロでもトップレベルの守備」と絶賛した。

 「グローブが好き」と帰りのバスでもグラブをつけ試合の反省を欠かさない。「ドラフトは最後におまけで付いてくればいい。まずは監督さんを胴上げできるようにやるだけです」。攻守でチームを日本一までけん引する。 (青木 貴紀)

 ▼国学院大・鳥山泰孝監督(今季初黒星)これがリーグ戦の厳しさということを肝に銘じて、踏ん張りきれる強さを身につけていければ。

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