イチロー 珍し前のめりダイブも捕れず 今季初守備「試合勘が…」

[ 2016年4月13日 05:30 ]

<メッツ・マーリンズ>勝利にナインとハイタッチを交わすイチロー(中央)(AP)

ナ・リーグ マーリンズ10―3メッツ

(4月11日 ニューヨーク)
 マーリンズのイチローは11日(日本時間12日)、開幕5試合目にして初めて守備に就いた。

 8回から右翼に入ると、いきなり中堅手と二塁手を結ぶ三角地点に飛球が上がった。珍しく前のめりに飛び込んだが捕球できず。「お見合いして落ちるのが一番嫌だった。センターが来ないことも分かっていたし」と振り返り「試合勘があったらあれはいってないね」と現状の難しさも口にした。

 4試合ぶり、今季2度目となった9回の打席では遊ゴロに倒れ、16年初安打とはならず。通常なら反省点を整理するが「(開幕戦の)バーランダーとの打席で得た感触とか、いいイメージを常に持っていないと。そこを放してしまったら、これだけ空くとイメージができなくなる」。メジャー3000安打にあと65本のまま。限られた出番の中で最善の道を探っていく。 (笹田幸嗣通信員)

続きを表示

この記事のフォト

2016年4月13日のニュース