宮台 1946年の12K山崎超え リーグ記録は22

[ 2016年4月10日 05:30 ]

<東大・早大>4回2死二塁のピンチに吉見を空振り三振に斬った東大・宮台は気合いのガッツポーズ

東京六大学野球第1週第1日 東大0―1早大

(4月9日 神宮)
 東大の宮台が早大1回戦で13奪三振を記録し東大投手としての1試合最多奪三振記録を更新した。それまでの最多記録は1946年(昭21)秋・慶大1回戦で山崎諭が記録した12(試合は0―1で敗戦)。東大投手の2桁奪三振は04年春・立大1回戦、松家卓弘の10奪三振(3―2で完投勝利)以来。リーグの1試合最多奪三振記録は1954年(昭29)春に明大・秋山登が東大1回戦で記録した22。

 ≪山崎諭という男≫宮台に抜かれるまで記録を持っていた山崎諭は、旧制・掛川中(現掛川西)から旧制・山形高を経て東大に入学。46年春のリーグ戦(1回総当たり戦)で全5試合に登板し、東大史上最高順位の2位に大きく貢献した。通算11勝(14敗)は東大史上2位。卒業後は日本興業銀行に入行し、50歳で東海大三(長野)校長に転身。野球部監督も務め、80年センバツに出場した。00年に他界。

 ☆小林 至=8奪三振 4年秋の90年10月20日の立大1回戦で7回8安打3失点も敗戦投手。リーグ通算成績は39試合0勝12敗、防御率5.63。91年ドラフト8位でロッテ入団(1軍登板なし)。

 ☆遠藤良平=10奪三振 2年春の97年5月25日の立大1回戦で7安打2失点の完投勝利。リーグ通算成績は57試合で8勝32敗、防御率3.66。99年ドラフト7位で日本ハム入団。 (プロ通算1試合0勝0敗、防御率――)

 ☆松家卓弘=10奪三振 4年春の04年5月22日の立大1回戦で4安打2失点の完投勝利。リーグ通算成績は25試合で3勝17敗、防御率4.64。04年ドラフト9巡目で横浜入団。 (プロ通算14試合0勝1敗、防御率4.50)

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2016年4月10日のニュース