大谷 痛っ…走塁で足滑らせひねった 9日楽天戦先発予定も7日判断へ

[ 2016年4月7日 05:30 ]

<西・日>6回2死、右中間を破る安打を放った大谷は二塁を回ってバランスを崩す

パ・リーグ 日本ハム2―5西武

(4月6日 西武プリンス)
 二刀流を襲ったアクシデント。6回の走塁で三塁へ滑り込んだ直後だ。立ち上がろうとした日本ハム・大谷が右太腿を手で押さえ、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。

 「ひねった感じですね。瞬間の痛みはあったけど大丈夫です」。試合後は西武プリンスドームの長い階段を自力歩行したが、今季3度目の先発3日前に大きな不安が生じた。

 3点を追う6回2死無走者。野上の直球を叩いた打球が右中間を破った。1メートル93の長身。長いストライドで快足を飛ばして二塁を回った瞬間、左足を滑らせ、右足で踏ん張った。痛みはその時に感じた。三塁へ滑り込んだが、野手陣の中継プレーにタッチアウト。次の塁を狙う勝利への欲求が、まさかの事態を生んだ。

 ベンチに戻った後、トレーナーから両足のアイシング治療を受けた。両太腿に加え、右足首にも影響を受けた可能性がある。結局9回は打席に立てず、代打を送られた。栗山監督は「大丈夫。怖かったからちゃんと見てくれと(トレーナーに)言った」と話した。福島芳宏チーフトレーナーも「痛みも腫れもない。ひどくはない」と説明した。

 大谷は1日のソフトバンク戦(草薙)の登板中に右手人さし指と中指にマメができたため、次回は中7日で9日の楽天戦(コボスタ宮城)に先発する予定だ。予定している登板前日のブルペン投球は7日の状態を見て決めるが、大谷は「(登板は)全然大丈夫」と強調する。開幕2連勝中の有原が離脱しただけに、登板回避などの最悪の事態は避けたい。それがチーム全員の本音だ。 (君島 圭介)

続きを表示

2016年4月7日のニュース