2戦計30奪三振も一発病…ソフトB 今季初連敗で3年ぶり借金2

[ 2016年4月7日 07:00 ]

<ソ・ロ>9回1死、デスパイネに決勝の中越え本塁打を打たれガックリのサファテ

パ・リーグ ソフトバンク3―4ロッテ

(4月6日 ヤフオクD)
 球場が悲鳴に包まれた。9回1死。2ボールからソフトバンク・サファテが投じた152キロは真ん中高めに浮いた。

 2試合連続で同点の9回に投入された守護神は「起きたことは仕方がない。(自分は)機械ではない。ただ、真っすぐを狙われていたのかもしれない。もう少し低めに投げれば…」と、今季初失点となるデスパイネに浴びた決勝弾を振り返った。チームは今季初の連敗で、13年7月25日以来、3年ぶりの借金2となった。

 「四球の後の初球、ボールワンからの2球目、2ボールからの3球目。打者がフルスイングしやすかった」。工藤監督は全て直球で押した末の3被弾について慎重さが不足していたと指摘した。

 4被安打で4失点。最初の2発を食らったのは先発・千賀だ。2―0の3回1死から田村に12球粘られて四球を許すと、次打者・中村に投じた初球の143キロを左翼席へ。3―2と再びリードして迎えた7回2死、井上に1ボールからの150キロを左中間へ運ばれた。「力のある打者には丁寧に入るべきだった。一発を食らっていたら(好投も)意味がなくなる」。122球、11奪三振ともに自己最多で8回3失点と力投した23歳右腕だったが、2発に泣いた。

 5日は6人の継投でロッテ打線から19三振を奪った。2試合で計30奪三振ながら、まさかの逆転負け。これで開幕から4カード連続で勝ち越せない低空飛行が続いている。指揮官は「まだ、始まったばかり。(貯金より)チームの状態をよくすることが大事。あしただ、あした」と自らを鼓舞するように言った。打線は3併殺打で好機にたたみかけられなかったが、それでも今季最多の11安打。停滞から抜け出せる道は開けつつある。 (福浦 健太郎)

 ▼ソフトバンク・柳田(同点の7回1死満塁で二ゴロに倒れ)追い込まれていたのでしょうがないが、それまでのバッティングが駄目。

 ▼ソフトバンク・鶴岡(先発マスクをかぶって3本塁打を許し)ホームランは防がないといけない。配球が甘かった。

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