大リーグ開幕 WSの再現はロイヤルズに軍配 カ軍は呉昇桓が米デビュー

[ 2016年4月4日 12:50 ]

メッツとの開幕戦に先発したロイヤルズのボルケス (AP)

インターリーグ ロイヤルズ4―3メッツ

(4月3日 カンザスシティー)
 大リーグは3日に開幕し、前年覇者のロイヤルズはホームでメッツと対戦。開幕戦でいきなり昨年のワールドシリーズの再現となったカードは、ロイヤルズが接戦をものにした。

 ロイヤルズは初回、相手失策と四球で1死一、二塁と好機を迎えると、ホスマーが左前適時打を放ち先制。4回にはモラレスの犠飛、6回にはゴードンとインファンテの適時打でリードを広げた。

 先発のボルケスは試合開始から安定した投球を披露。2安打無失点と安定した106球で6回を投げ切った。7回から継投策にでたロイヤルズはヘレラ、ソリア、ホーチェバーとリレー。9回はデービスが試合を締めた。

 メッツは先発のハービーが6回途中、5回2/3を投げて8安打4失点といまひとつの内容。打線は8回にソリアを攻め、デューダの2点適時打と併殺崩れの間の1点で3得点を挙げたが、ボーチェバー、デービスの前にあと1点が奪えなかった。

 同日にはその他に2試合が開催され、ナ・リーグはパイレーツが4―1で同地区のライバルであるカージナルスに快勝。パ軍は先発・リリアーノが6回3安打無失点と好投し、2回には先制の適時打を放つなど投打で活躍を見せた。また、カ軍は7回から2番手の投手として昨季まで阪神で活躍した呉昇桓(オ・スンファン)登場。2つの四球を与えたが、無安打2奪三振で1回無失点というメジャーデビューだった。

 ア・リーグではブルージェイズが5―3でレイズの反撃を振り切った。ブ軍は初回にエンカーナシオンの2点適時打で先制。終盤の8回にはトロウィツキーの左越え2ランで相手を突き放した。レ軍は先発・アーチャーが5回5安打3失点という内容で降板。開幕戦では球団記録となる12奪三振と力投を見せた。打線は1―5で迎えた9回にディッカーソンの右越えソロとキーアマイヤーの適時打で2点差に迫ったが、反撃もそこまでだった。

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