鳥谷 脱出V打!自己ワースト25打席連続無安打の直後に 指揮官ひと安心

[ 2016年4月3日 05:30 ]

<D・神2>6回2死満塁、先制の2点打を放つ阪神・鳥谷

セ・リーグ 阪神5―0DeNA

(4月2日 横浜)
 指揮官、そして虎党が待ちわびた一撃だった。阪神・鳥谷のバットから、実に26打席ぶりの快音が響いた。今季初適時打が2点決勝打。頼れるキャプテンの一振りが、勝利を大きくたぐり寄せた。

 「チャンスだったのでそういうこと(25打席連続無安打)は考えず思い切って行こうと思った」

 両軍無得点で迎えた6回2死満塁の好機。第2打席までの凡退で、25打席連続無安打という自己ワースト記録を更新していた背番号1のバットが熱を帯びた。DeNA・久保康の間合いを変えるなどの変幻自在投法に惑わされず、好球必打。中前へはじき返し、前夜サヨナラ負けの暗いムードを振り払った。

 向けられた期待と気遣いに、ようやく応えた。近年は主に上位の3、1番起用が多かったが、今季は開幕を6番で迎えた。実は3月17日、神宮球場でのヤクルトとのオープン戦前に金本監督から直接、「今季は6番起用もある」と伝えられていた。キャプテンに対する指揮官の最大の配慮だった。広島で“恐怖の6番”として96、97年に2年連続打点王を獲得したロペスを引き合いに、6番の重要性も説明され、重責を託された。

 前日1日までの7試合で23打数2安打、打率・087。待ちわびた働きに金本監督も大きくうなずいた。

 「やっとね。やっと鳥谷。1、2番が作ったチャンスはクリーンアップだけど、(6番は)クリーンアップが作ったチャンスを、というところ。6番というのは特に重要と思っているから」

 試行錯誤を繰り返した末のトンネル脱出だ。試合前練習では「しっかり動きたかった」と通常のルーティンを変更。外野でアメリカンノックを受けるなど精力的に汗を流し、ティー打撃では足を大きく開いて低めの球を打つ練習も繰り返した。片岡打撃コーチは「下半身主導でなく上半身で打ちに行っていたから。下半身で粘りを出すため」と説明。不振打開の糸口をつかみ「明日も勝てるように頑張ります」と前を向いた。 (惟任 貴信)

 ≪30試合ぶりV打≫鳥谷(神)が6回に先制の中前2点適時打。3月26日の中日戦7回の二塁内野安打以来6試合、26打席ぶりに安打が出た。連続打席無安打「25」は12年9月の「24」を更新する自己ワーストとなったが、この適時打で今季初の勝利打点を記録。鳥谷の勝利打点は昨季9月4日の中日戦で記録して以来30試合ぶり。

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