得意のスプリット冴えた!明石商・吉高が東邦打線を完封「低めを意識」

[ 2016年3月26日 14:54 ]

<明石商・東邦>スプリットで東邦打線を翻ろうする明石商の先発・吉高

第88回選抜高校野球大会第7日・2回戦 明石商3―0東邦

(3月26日 甲子園)
 明石商の吉高が強豪・東邦を相手に圧巻の投球を披露した。

 吉高は5安打5奪三振という内容で9回完封。巧みに変化球を使い、東邦打線に最後まで的を絞らせなかった。「低めに投げていれば、味方が点をとってくれると思っていた」というその言葉通り、打線は好投手の藤嶋から8安打3得点とエースを援護。その藤嶋との投げ合いについては「楽しかった」と表情を緩ませた。

 1点リードの7回、1死二、三塁という場面を迎えたが、2者連続で凡打に切って取ると、その裏には2番・大西の適時打で欲しかった追加点。「1点は仕方ないから低めに投げる意識があった。最後は得意のスプリットで抑えることができた」と吉高はピンチでの投球を振り返った。

 1回戦の日南学園でも9回完投している右腕は、この試合でも126球の力投。試合後に足がつるアクシデントに見舞われたが、「大丈夫です」と力強い返事が聞かれた。

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2016年3月26日のニュース