最後はワイルドピッチ!高松商 延長サヨナラで20年ぶり甲子園勝利

[ 2016年3月24日 13:20 ]

<高松商・いなべ総合>高松商・先発の浦

第88回選抜高校野球大会1回戦 高松商7―6いなべ総合学園

(3月24日 甲子園)
 第88回選抜高校野球大会第5日は24日、1回戦が行われ、第2試合は昨秋の明治神宮大会覇者で春20年ぶり出場の高松商(香川)が7―6で春初出場のいなべ総合学園(三重)にサヨナラ勝ちし、1996年の夏以来20年ぶりの甲子園勝利を挙げた。

 4回に先制を許した高松商だったが、5回に浦の右前打と四球で2死一、二塁とし、米麦の2点二塁打で逆転に成功。6回には2死三塁から浦が中前へ適時打を放ち、リードを2点に広げた。5回に逆転を許したが、8回に2つの内野ゴロの間に2点を挙げて1点差に迫ると、9回には1死二塁から竹内の適時内野安打で6―6とし、試合を振り出しに戻した。

 延長10回には先頭の美濃の右三塁打で無死三塁とし、続く植田の打席で相手投手・渡辺啓がワイルドピッチ。劇的なサヨナラ勝利を手にし、2回戦へ駒を進めた。

 いなべ総合学園は4回に相手投手の暴投で先制点。5回に逆転を許したが、7回1死一、二塁から山内の2点三塁打で試合を振り出しに戻し、続く奥村の右前適時打で4―3と勝ち越しに成功した。8回には藤井と渡辺雄の連続適時打で2点を加えて試合を決めたかに思われたが、7回から登板した2年生の渡辺啓が終盤に崩れた。

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