ヤクルト畠山 開幕間に合った!真中監督明言「スタメンで使う」

[ 2016年3月24日 06:17 ]

1軍に合流しキャッチボールをするヤクルト・畠山

 ナイター照明に照らされた神宮球場。全体練習を行うヤクルトナインの中に畠山が帰ってきた。フリー打撃では柵越え6本。三塁と一塁の守備位置で入念にノックも受けた。巨人との開幕戦へ、戦闘態勢は整った。

 「覚悟を決めていくしかない。1軍に来た以上は責任があるので、しっかりやります」

 2月4日に腰痛を訴えて離脱。今月16日に実戦復帰したばかりだ。2軍戦5試合で打率・267、0本塁打、2打点と決して万全ではない。それでも昨季は主に4番を務めて打点王に輝いた主砲に、真中監督も「昨年も4番を打っているし軸が帰ってくるのは大きい。実戦はまだ5試合だが、経験のある打者なのであまり気にしなくていい。スタメンで使います」と明言した。

 ぶっつけ本番ながら「4番・一塁」での出場が濃厚。昨季首位打者の2番・川端、本塁打王の3番・山田との「3冠トリオ」も復活する。さらに左脇腹の軽度肉離れにより開幕1軍を外れたバレンティンは、順調なら25日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(ロッテ浦和)で実戦復帰する方向。指揮官は「神宮のアタマ(初戦)で早ければ復帰できれば」と、最短なら本拠地開幕戦の29日阪神戦で復帰できる可能性も示唆した。

 リーグ連覇へ、滑り込みで間に合わせた畠山は「不安はなくはない。少しでも早く不安を取り除けるようにしたい」。控えめに意気込んだが、看板の強力打線にこの男を欠かすことはできない。(町田 利衣)

続きを表示

2016年3月24日のニュース