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【甲子園百景・春】土佐よ復活への道のり全力で駆け抜けろ

<大阪桐蔭・土佐>持ち前の全力疾走でグラウンドに飛び出す土佐ナイン

第88回選抜高校野球大会1回戦 土佐0―9大阪桐蔭

(3月23日 甲子園)
 テレビ観戦では分からない土佐の全力疾走。一塁ベンチから外野手が、三塁手は三塁を行き過ぎるまで走る。投手だってマウンドへ一直線に向かっていく。1963年(昭38)、籠尾良雄監督(享年68)が就任して掲げた「全力疾走」と「文武両道」。翌年のセンバツでベスト4に進出した甲子園で、スタンドのファンは風のように走る純白のユニホームに衝撃を受けた。

 言うのは簡単だが、どんなに劣勢になろうとも走る。だから全国のファンから愛される。籠尾監督時代も部長を務め、昨年復帰した楠目(くずめ)博之部長(58)は「全力疾走というのは、何をするにも全力でやるということです。だから籠尾さんは教育者だったんです」。現在、東大野球部の浜田一志監督も土佐OB。優秀な人材を輩出する土壌はこの全力疾走にほかならない。

 横綱・大阪桐蔭を倒し新たな歴史をつくりたい。そんな思いで臨んだが、2年生エース尾崎が味方エラーもあって9失点。これまで、甲子園で負けた試合の最多失点は初出場したときの「5」。ほとんどが1、2点差の惜敗で粘り強さが身上だったが、それを横綱は許さなかった。

 40年ぶりの白星はまたお預けとなった。楠目部長は「これが土佐復活の一歩になれば」と言った。一般選考での出場。敗戦でも褒めたい気持ちをぐっと抑え、復活を期してあえて言う。しっかりしろ土佐高校!(落合紳哉・特別編集委員)

[ 2016年3月24日 08:30 ]

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