智弁学園・村上 10安打許すも粘りの投球で完封「全員の力で勝てた」

[ 2016年3月20日 14:07 ]

<智弁学園・福井工大福井>智弁学園・村上(中央)はナインとともにアルプス席に走る

第88回選抜高校野球大会第1日・1回戦 智弁学園4―0福井工大福井

(3月20日 甲子園)
 智弁学園のエース・村上が、開会式直後の開幕試合で10安打を許しながらも福井工大福井を完封して見せた。

 村上は「制球は乱れていた」という初回の2死満塁のピンチを切り抜けると、その後は得点圏に走者を抱えながらも本塁は踏ませない粘りの投球。「初回以降はリズムに乗ることができた」とこの日の138球を振り返った。

 試合は開会式直後ということもあり、「アップが短かった」と調整の難しさも吐露。得点は与えなかったが、相手打線に自軍を上回る10安打を献上する結果となった。「全員の力で勝つことができました」。村上は先制打を放った福元を見つめながらそう語ると、表情を緩ませていた。

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2016年3月20日のニュース