中日・大野 開幕へ不安残す5回3失点「悪いものが全部出た」

[ 2016年3月20日 05:30 ]

<中・ロ>先発した大野は5回3失点と開幕に不安を残した

オープン戦 中日3-3ロッテ

(3月19日 ナゴヤD)
 開幕投手に内定している中日・大野が、ロッテ戦に先発し5回8安打3失点。ラスト登板で25日阪神戦に向け、一抹の不安を残した。

 「シーズン中、絶対に投げてはいけないボールを打たれて、長打になったりホームランになったりした。納得はいってないけど、悪いものが全部出たと思って、いいように考えたい」

 前向きに語ったが、初回1死二塁で清田に右前適時打を許して先制されると、3回2死から清田に今度は中堅左に本塁打されるなど4回までに3失点。「低めを意識して投げた。いい締めくくりになった」と話す5回を3者凡退に締めたのが唯一の救いだった。谷繁監督も「1イニング1失点ずつ、最低限の仕事はした」と語り、予定通りに大役を任す方向に変わりはない。

 やり残したことを聞かれると、大野は「ないです」と即答し「頭の整理をしていきたい」と続けた。昨季の阪神戦は6試合登板で3勝1敗、防御率0・76とキラーぶりを発揮した。「そこ(開幕)に投げることを想定して投げていた。ミスがないように開幕戦は投げたい」。好データを力に変え、虎狩りに挑む。(細川 真里)

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2016年3月20日のニュース