現金授受で11球団調査終了 DeNA、20日にも結果公表

[ 2016年3月18日 13:00 ]

 プロ野球で自チームの公式戦の勝敗に絡む現金のやりとりが相次いで発覚した問題で、DeNAを除く11球団は18日までに試合前の円陣での「声出し」に絡む現金授受についての調査を終えた。18日に新たに判明した事案はなく、これまで授受が分かったのは巨人、阪神、西武、ソフトバンク、広島、楽天、ロッテの7球団。DeNAは関係者によると20日に調査結果を公表する見通し。

 熊崎勝彦コミッショナーは1月に野球に関する金銭授受を禁じる通達を出しており「その後はオープン戦を含めて一切ないと認識している。危機感を共有して、しっかり対応していただきたい」とあらためて話した。

 パ・リーグ6球団が東京都内で開いた臨時理事会では、17日のセ・リーグ臨時理事会と同様、25日の公式戦開幕を延期するべきだという意見は出なかった。

 野球賭博の温床になり得る行為であるとして野球に絡む選手間の現金授受を禁止するなど、再発防止に努める方針を確認。理事長を務める西武の関洋二球団専務は「世間一般の感覚と離れていることを強く意識しないといけない」と話した。

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