楽天も…「声出し」金銭授受、個人での使用は確認できず

[ 2016年3月17日 18:20 ]

 プロ野球選手が自チームの勝敗に絡んで現金をやりとりしていた問題で楽天は17日、球団公式ホームページで選手間での金銭授受があったことを発表した。

 14年のセ、パ交流期間中の約2週間、野手から1人当たり1000円を集め、試合に勝った際、円陣で「声出し」をした選手が受け取っていた。その後に選手会の会費に回され、個人での使用は確認できなかったという。また、練習中のノックのミスなどでも罰金を徴収し、オフの選手会イベントなどで使用していた。

 安部井寛チーム統括本部長によると、14年の交流戦期間以外は「(金銭の授受は)確認できなかった」という。「球団としてコンプライアンスを徹底し、引き続き選手へ注意喚起していくことが一番重要」と話した。

 試合後、取材に応じた当時の選手会長、藤田は「ファンの方に心配をかけた。開幕してしっかりした姿を見せられるようにしたい」。嶋も「こういう時期に騒がせたのは申し訳ない。きょうから選手全員、もう一度見つめ直したい」と開幕に向け、襟を正すことを誓った。

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2016年3月17日のニュース