3448日ぶり古巣マウンドも…松坂ホロ苦 佐藤コーチ「まだ1軍は早い」

[ 2016年3月17日 07:42 ]

<西・ソ>2回無死、坂田にソロを浴びる松坂

オープン戦 ソフトバンク1-2西武

(3月16日 西武D)
 右肩手術から復活を目指すソフトバンクの松坂大輔投手(35)が16日、古巣・西武相手にオープン戦初登板し、先発で2回3安打1失点だった。1年ぶりの1軍戦登板。西武プリンスドームでは、2006年10月7日のプレーオフ第1ステージ初戦(対ソフトバンク、当時インボイス西武)以来10年ぶりのマウンドだったが、ほろ苦い結果に終わった。

 松坂の名前がコールされると、背番号18に西武プリンスドームのスタンドから大きな拍手が注がれた。敵軍のユニホームを着ていてもだ。西武時代の背番号18のユニホームを着たファンもいた。

 「(拍手は)聞こえました。ありがたいですね。西武ドームは特別な思いがありますし、唯一、意識してしまう球場。この時期(開幕前に)、ここで投げられてよかった」。06年のプレーオフ以来、実に3448日ぶりの古巣のマウンド。ただ、約1年ぶりの1軍マウンドでは課題が浮き彫りになった。制球が定まらずに1四球ながら9人の打者に対し、3ボールは5人。2回には坂田に外角を狙った137キロの直球が逆球になり、右翼ポール際に運ばれた。

 直球の最速は142キロ。寒さもあり、試合前に首脳陣の判断で予定された4回から2回に減らしたが、38球を費やし「僕の完全なミス。反省点ばかりです」と振り返った。佐藤投手コーチも「いい球もあったが、悪いのもあった。まだ1軍は早いと思う」と評した。

 それでも10年前にはなかった投球スタイルも見せた。被弾した直後の2回無死。「テンポ、フォーム、球種。いろんな形で緩急はつけられる」。投球のリズムが一段と速くなった。「打者に合わせるのではなく、こちらが先手を取る形になった」と捕手の高谷。山川はシュートで見逃し三振、岡田は二ゴロ、最後は宝刀スライダーで外崎を空振り三振に仕留めた。

 「(1軍は今季)最初なので緊張感はあったと思う。徐々に上げてくれたらいい」と工藤監督。今後は2軍で登板を続け、1軍に呼ばれるまで課題をこなすことになる。「(西武プリンスドームは)洗練された球場になった。次、来る時はいつになるか分からないですけど、簡単なミスは出さないようにしたい」。バックネット裏には両親も駆けつけた中での再出発。復活を遂げて、再び、このマウンドに立つ。 (福浦 健太郎)

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