西武も声出しで連勝「祝儀」とノック罰金「２、３年前から」

＜西・楽＞試合前、円陣を組む西武ナイン。掛け声をかけたのは秋山

　西武の鈴木葉留彦球団本部長は「きょう、選手会の３人に聞いた。２、３年前から“ありました”ということだった」と説明した。同本部長によると、数試合に勝ち続けた場合に、試合前の円陣で「声出し」を行った野手が１０００円ずつを受け取っていたとし「ベンチ入りした野手１６人の間でやっていた」という。また、投手陣でも試合前のノックで失策するごとに数百円の罰金が徴収されていた。集めた現金はオフの選手会納会などの資金に充てられていた。

　球団は今後、選手間の金銭のやりとりを一切禁止とする措置を取り、野球賭博問題に関する再調査に関しては首脳陣、全選手に書面を配布し、実態把握に努めているとした。同本部長は「プロ野球ファンに迷惑をかけた。球団として申し訳ない」と謝罪した。