小豆島 斬新な“儀式”ノックでハツラツ調整

[ 2016年3月16日 05:30 ]

投球練習をする小豆島・長谷川大矩(中央)と見守るナイン

 20日に開幕する第88回選抜高校野球大会の甲子園練習が15日、スタート。21世紀枠で初出場の小豆島(香川)、史上3校目の連覇を目指す敦賀気比(福井)など6校が調整した。甲子園練習は17日まで行われ、16日は21世紀枠の釜石(岩手)など13校が練習する。

 <香川小豆島>練習は斬新な“儀式”で始まった。シートノックで各自が守備位置に就くとボールを持っていないノッカーがバットを空振り。すると、選手は思い思いの方向に飛び込んだ。杉吉勇輝監督は「うちの儀式です。オープニングセレモニーと呼んでいます」と笑って説明した。全ての練習メニューを選手主導で考えており、今回の甲子園練習も予行演習まで行い、メニューを微調整した。全員が島出身の17選手は、打撃を行わない守備のみの練習ではつらつとした姿を印象づけた。

 21日午前9時開始の初戦へ、小豆島の3つの港から午前3時ごろにチャーター便が高松港に向けて出航することも決まった。開会式で選手宣誓に臨む樋本主将は「宣誓もあるが、僕らは勝ちに来ている。島の皆さんと校歌を歌いたい」と意気込んだ。

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2016年3月16日のニュース