イチ志願のフル出場で9回に二塁打 8番・右翼→急きょDHに

[ 2016年3月15日 05:30 ]

メッツ戦でフル出場したイチロー(AP)

オープン戦 マーリンズ0―11メッツ

(3月13日 ジュピター)
 マーリンズのイチローは13日(日本時間14日)のメッツ戦で志願のフル出場を今季初となる長打につなげた。両軍ともに6回までに先発が退く中で、現役メジャー最年長野手がただ一人フル出場。9回先頭の打席で、元阪神カーライルに1ボール2ストライクと追い込まれながら、内角へのカットボールに、内側からのスイング軌道で対応し左翼線へ二塁打を放った。

 当初は「8番・右翼」で出場予定だったが、右膝痛の主砲スタントンがDHではなく右翼の守備に就くことを希望。イチローは急きょDHに回った。3試合ぶりの出場に加え、翌14日(同15日)は休養日。守備に就けない状況で実戦感覚を戻すために異例の直訴に至った。ドン・マッティングリー監督は「イチローが望んだから」とフル出場について説明した。(笹田幸嗣通信員)

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2016年3月15日のニュース