大谷&菜七子でオープン戦完売ペース 17日鎌ケ谷、動員最多更新も

[ 2016年3月15日 05:55 ]

日本ハム・大谷

 未来を切り開く若人の共演がフィーバーを巻き起こす。日本ハムは14日、2軍本拠地の鎌ケ谷スタジアムで開催される17日のソフトバンクとのオープン戦で、JRAで16年ぶりに誕生した新人女性騎手・藤田菜七子(18)が始球式に登場すると発表した。同日はエース大谷が先発登板予定で、球団関係者によれば、平日にもかかわらず「チケットは完売ペース」という。

 過去、同球場で最も多かった観客数は07年のロッテとのオープン戦でチケット完売した4400人。前年に日本ハムが44年ぶりに日本一に輝いた効果と、同じ千葉を本拠地とするロッテが相手とあってファンの注目を集めた。今年、同球場で組まれたオープン戦は4試合。関係者は「当初は16日の広島戦が1番人気だったが、ここにきて(17日の)問い合わせが増え、一日数十件に及んでいる」と話す。現在、球場の定員は約5200人まで拡張されており、完売なら過去最多の観客動員となる。また、同球場で初の立ち見席の販売も検討されているという。

 藤田はJRA史上7人目の女性騎手。鎌ケ谷市に接した白井市にあるJRA競馬学校騎手課程を卒業し、今月3日にデビューして注目を集めている。競馬学校時代の今年1月に、日本ハムの高卒ルーキー、平沼と姫野との交流会に参加した縁があり、今回、大役を務めることになった。

 名古屋遠征中の大谷はこの日、ナゴヤ球場の室内練習場で汗を流し「(競馬界の)実態は分からないけど、難しいことに挑戦していると思う。僕は競馬(馬券購入)をやらないのですが、頑張ってほしいですね」とエールを送った。女性騎手と投打二刀流。舞台は違えど、道を切り開く競技者としてマウンドで初対面する。(柳原 直之)

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