トランプ氏、集会でローズ氏の殿堂入りを訴え　支持者の心つかむ

ピート・ローズ氏　（ＡＰ）
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　米大統領選の共和党候補者選びで首位を走り続ける実業家のドナルド・トランプ氏（６９）は１３日、中西部シンシナティの集会で地元のヒーローともいえるピート・ローズ氏（７４）の野球殿堂入りを訴えた。

　シンシナティ出身のローズ氏は地元球団レッズで１９シーズンプレーし、引退後は監督も務めた。通算４２５６安打はメジャー歴代１位という大記録だが、監督時代に野球賭博に関与したとされ、１９８９年に永久追放処分が決定。その影響により、野球殿堂入りはこれまで果たせていない。

　会場に姿を現したトランプ氏は「シンシナティは大好きですよ」といつものように支持者をあおると、「彼は殿堂入りに決まっているでしょう」とローズ氏について言及。集会のボルテージが高まる中、「我々は何としてもローズ氏を殿堂入りさなければいけない」と声を振り絞り、支持者の心を完全につかんだ。