巨人、NPBに緊急要請 笠原元投手とB氏の情報流布“やめさせて”

[ 2016年3月14日 05:30 ]

9日、野球賭博関与の謝罪会見で涙をこらえる高木京

 巨人は13日、野球賭博に関与し、無期失格処分を受けた笠原将生元投手(25)と、その知人で賭博の相手とされる飲食店経営者B氏に対し、調査への協力と事実に反する情報の流布をやめるよう求めるべく、日本野球機構(NPB)へ緊急の対応を要請したと発表した。NPBは、調査委員会に要請があったことを報告するという。

 巨人は笠原元投手とB氏が事実を歪曲(わいきょく)したり、誇張したりする情報を週刊誌や新聞社に持ち込んでいるとした。その情報は(1)昨年10月5日に福田聡志元投手(32)が野球賭博に関与していたことを公表した時点で、笠原元投手が賭博をしていたことを把握していたのに、公表の際に事実を隠ぺいした(2)NPBの調査委が昨年11月10日に公表した調査報告の内容とは別に、野球協約違反の事実があることを把握していた――の2点で、巨人広報部は「これらの話はいずれも事実に反しており、事実に反することを裏付ける客観的証拠も多数ある」としている。

 笠原元投手とB氏がNPBの調査委と巨人からの調査協力の要請に応じる姿勢を見せないまま、事実に反する情報を流布し続けているとし、今回の緊急要請に至った。

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2016年3月14日のニュース