巨人・老川新オーナー 報道陣に異例の要請「いろいろ教えて」

[ 2016年3月12日 07:44 ]

意気込みを語る巨人・老川オーナー

 巨人は11日、東京・大手町の読売新聞本社で臨時株主総会および臨時取締役会を開催。渡辺恒雄最高顧問(89)、白石興二郎オーナー(69)、桃井恒和球団会長(69)が野球賭博問題の責任を取って辞任することを承認し、新オーナーに読売新聞グループ本社取締役最高顧問の老川祥一氏(74)、オーナー代行に巨人で初の社外取締役となる元東京地検特捜部長の松田昇弁護士(82)が就任することが正式決定した。

 老川新オーナーは就任会見の冒頭で「大変な信頼感の損失を招いた」と深々と頭を下げ謝罪。渡辺前最高顧問からは「一から出直し、全く新しい気持ちで、新しい巨人軍をつくる。そういうつもりで改革に取り組んでほしい」と声を掛けられたという。今後は、14日に行われる第2回紀律委員会へ出席予定。同委員会へのオーナー出席は初めてとなる。ただ、賭博問題の事実究明は難題とし「お気づきになったことがあれば、いろいろ教えていただきたい」と報道陣へ異例の要請も行った。

 ▼巨人・松田昇オーナー代行 私に託された使命は、球団の規律の確立であり、検察官、弁護士、預金保険機構などでの経験をもとにしながら、老川オーナーを全力で支え、この大役を果たして参ります。

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2016年3月12日のニュース