仙台出身、東芝・萩野 修正力で6回0封「力んでしまって…」

[ 2016年3月12日 05:30 ]

<東芝・西濃運輸>6回無失点と好投した東芝・萩野

東京スポニチ大会Dブロック 東芝7―0西濃運輸

(3月11日 神宮)
 東芝の4年目左腕・萩野が、故郷を勇気づける投球を見せた。3回まで毎回四球を出すなど制球に苦しんだが、捕手・柴原から「突っ込んでいる」と指摘を受け、試合中に修正。6回を投げ3安打無失点にまとめ「序盤は力んでしまって自分の投球ができなかった。(4回から)腕を振れた」と振り返った。

 仙台市出身。東北高から東北福祉大で野球を続けただけに、地元への思いは強い。5年前の震災時、沖縄キャンプに参加していた。家族と連絡が取れず不安な日々を過ごした。幸い自宅は無事だったが、自宅を流された親戚、浸水被害に遭った友人もいた。「今は自分は大した活躍をしていないが、僕の活躍で元気になれる人がいるならうれしいことだと思う」と、特別な日の快投に安どした。

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2016年3月12日のニュース