賭博全体像解明は長期化…NPB調査委見通し 高木京は早期処分

[ 2016年3月11日 20:34 ]

 プロ野球巨人で新たに高木京介投手の野球賭博が発覚した問題で、日本野球機構(NPB)の調査委員会の大鶴基成委員長は11日、「全体像はとても(25日の)開幕までには無理」と調査が長期化する見通しを示した。一方、高木投手の処分に関しては「正直にしゃべっていると思われるので、それほど時間はかからないと思う」と早期に決める方針を述べた。

 大鶴委員長は高木投手の賭博の相手とされる飲食店経営者や仲介した笠原将生元選手について「コンタクトを取り続けているが応答はない」と話し、調査への協力が得られていないことを明らかにした。

 飲食店経営者は全容解明の鍵を握る人物で、笠原元選手ら3人が無期失格処分を受けた昨年の賭博問題でも調査対象になったが、途中から聞き取りに応じなくなった。現状が続けば調査が難航することも予想される。

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2016年3月11日のニュース