マエケン“1号”初のフリー「9番目の打者」アピール

[ 2016年3月10日 05:30 ]

打撃練習するドジャース・前田

 ドジャースの前田が8日(日本時間9日)、キャンプ初のフリー打撃を行った。14スイングし、最後の1球で左翼フェンスをオーバー。カズミアーら一緒に練習していた投手陣を驚かせた。

 「普通です。もうちょっとちゃんと打ちたい」と謙遜しながら、気持ち良さそうに汗を拭う。PL学園では高校通算27本塁打。自慢の打力で広島時代には2本塁打を記録した。キャンプイン後は室内ケージでの打撃練習が続き、屋外フリー打撃は昨年4月以来。待望のメニューで、「(広島では)シーズン中は打撃練習はしなかった」とは思えない内容を示した。メジャーでの日本人投手の本塁打は野茂英雄ら過去3人。4人目へ期待が懸かる。バントも巧みで、DH制がないナ・リーグで「9番目の打者」として存在感を見せそうだ。

 ≪日本人4人目投手弾狙う≫日本人投手で本塁打を放ったのは4本の野茂(4本全てドジャース)のほか、1本の吉井(当時ロッキーズ)、石井(当時ドジャース)の3人。04年7月31日の石井を最後に11シーズン出ていない。松坂(現ソフトバンク)はDH制のア・リーグ在籍が長く打席数が少ないが、07年ワールドシリーズでは敵地での第3戦に先発し、左前へ2点適時打を放った。

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2016年3月10日のニュース