なぜ今発覚…高木京 球団調査に作り話、当初は「名前貸しただけ」

[ 2016年3月8日 20:21 ]

会見で謝罪する巨人・久保博球団社長(左)と森田清司コンプライアンス担当

 巨人は8日、都内で記者会見を開き、高木京介投手(26)が野球賭博に関与したと発表した。

 球団が発表した文書によると、2月29日に週刊文春(文藝春秋)から球団職員に高木京の野球賭博関与を示唆する取材があり、それを受けて球団は翌日の今月1日から同選手に対してあらためて調査を行った。

 当初、高木京は「笠原(将生元投手)に名前を貸していただけで、笠原が自分の名前を使って野球賭博をしていた」と関与を否定していたが、これは笠原元投手と野球賭博常習者から持ちかけられた作り話であることをこの日認めた。

 このため球団は外部の弁護士に依頼して事実関係を確認した結果、高木京は2014年シーズンに3、4回、計8、9試合を対象に現金を賭けていた事実を認めた。

 球団は一両日中に資料を添え、文書でコミッショナーに告発する。

 ◆高木 京介(たかぎ・きょうすけ)1989年(平元)9月5日、石川県生まれの26歳。星稜から国学院大を経て2011年のドラフト4位で巨人に入団。左の中継ぎとして昨年は33試合に登板、これまで139試合に登板し6勝0敗1セーブを記録、史上最長の初登板から連続黒星なしを継続中。1メートル83、86キロ。左投げ左打ち。

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