金子開幕へ順調アピール 不運1失点だけ「ボク的には良かった」

[ 2016年3月3日 06:00 ]

<オ・ロ>オリックス先発・金子は立ち上がりに苦しむ

オープン戦 オリックス4―7ロッテ

(3月2日 京セラドーム)
 25日の開幕・西武戦の先発に内定しているオリックスの金子が盤石の投球を見せた。3回1失点ながら、初回の井上の適時打は想定外の不運によるもの。1死一、二塁で初球を一邪飛に打ち取ったが、グラウンドにせり出した『大商大シート』の観客が腕を伸ばして、捕球態勢に入っていた小谷野から横取り。カウント2―2からの7球目スライダーを中前に落とされた。2回と3回は3人で片付け、最速145キロ、4奪三振と内容では圧倒した。

 「インコースを突けたし、きょうは点を取られたことよりも、投げたい球をしっかり投げられたのでボク的には良かったと思います」

 スライダーとカットボール、シュートの横の変化だけで、フォークボールやチェンジアップ、カーブなどの縦の変化は温存した。47球を投げた登板前後もブルペン入りして計110球以上を投げるなど、明確なテーマを設定していたため、結果にはこだわっていない。

 2月25日の韓国・斗山との練習試合でも2回を無安打無失点に抑えており、スキは無さそうに見える。「でもシーズンの開幕に合わせているわけではなく、1年間しっかりと投げられるように準備をしているだけなので」。本人への通告について福良監督は「内緒です」と否定はせず、笑ってごまかしていた。

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2016年3月3日のニュース