アジャ9戦連続安打 ナバーロに代わる右の大砲候補

[ 2016年3月3日 09:40 ]

<ロ・オ>8回、井上はこの日2本目のタイムリーを左中間に放つ

オープン戦 ロッテ7―4オリックス

(3月2日 京セラドーム)
 ロッテの「アジャ」こと井上が、金子、松葉とオリックスの先発ローテーション投手を続けて撃破した。初回に金子のスライダーを捉え先制の中前適時打。8回は松葉の直球を左中間に運ぶ適時二塁打でダメ押しした。

 実戦9試合全てで4番に座り、全試合安打。37打数17安打の打率・459、2本塁打、10打点。銃刀法違反で開幕から4週間出場停止のナバーロに代わる右の大砲候補が覚醒の予感だ。新人だった14年はオープン戦首位打者で開幕4番に座りながら、大ブレーキで5月には2軍落ち。「以前は打席で多くを考えすぎていたが、今は一つだけ。4番らしい強い打球を打つ、それだけです」と好調の要因を語る。初回は一邪飛と思われた打球を観客が乗り出して横捕りする幸運にも恵まれた。

 「2年前は緊張で何もできず嫌な思いをしてきた。今は4番の重みを感じずにできている」。2年ぶり開幕4番へ、進撃のアジャが加速した。(後藤 茂樹)

 ▼ロッテ・伊東監督(井上について)だいぶ頼もしさが出てきた。今は4番がいなくてずっと打たせているが、十分な働きをしてくれている。

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2016年3月3日のニュース