木田画伯 気になるラミDeNA 交流戦へ研究しなくちゃ

[ 2016年3月2日 12:23 ]

ラミレス監督率いるDeNAが気になる木田画伯

 日本ハム・木田優夫GM補佐(47)による今回の「木田画伯の球界絵日記」はDeNAのアレックス・ラミレス新監督(41)について。春季キャンプ中には、監督就任の祝いも兼ねてDeNAのキャンプ地、沖縄・宜野湾を訪問。5、6日には札幌ドームでオープン戦も組まれています。春季キャンプも終了。開幕まで残り1カ月を切りました。

 アリゾナ州ピオリアに始まって、沖縄県名護市までの今年の春季キャンプが終了しました。

 昨年のキャンプでは僕自身が球団フロント入りして1年目だということで、あいさつも兼ねて他球団のキャンプ地にお邪魔させていただくことが多かったのですが、今年は沖縄も日数も短かったことと、米国に行っている間、ファイターズのファームの選手も見られなかったことで、なかなか他球団の視察に行くことができませんでした。

 ただ、その中でどうしても顔を出しておきたかったのがベイスターズでした。今年も何球団か新監督を迎えてシーズンに臨みますが、ベイスターズはスワローズ時代のチームメートで、ルートインBCリーグでも対戦したアレックス・ラミレス監督が就任しました。

 ラミレス監督といえば、外国人右打者で初めてシーズン200安打を記録した打撃と一発ギャグを盛り込んだパフォーマンスで絶大な人気を誇っています。また、野球に対しても非常に真面目で打撃以外の野球理論も卓越したものを持っていて、本人も現役時代から日本のプロ野球で指導者になることが夢だと話していました。

 それが今年、監督という最高のポジションでかなったことは友人の一人としてうれしいことでした。この後、北海道に戻って5、6日、札幌ドームでベイスターズとのオープン戦がありますが、その前に激励の意味を込めて、「沖縄で一度会っておきたいな」と思って2月24日に名護から宜野湾まで行ってきました。

 投内連係やサインプレーなどに長い時間を使って、練習していたところにラミレス監督のこだわりを感じました。オープン戦もそうですが今シーズン、ベイスターズがどんな野球をするのか楽しみですし、交流戦に備えて研究しないといけないと思います。 (日本ハムGM補佐)

 ▽「ラミちゃん」の打撃とパフォーマンス 13年にDeNAで外国人選手として史上初の2000安打を達成。首位打者1回、本塁打王2回、打点王4回。07年には外国人右打者として史上初のシーズン200安打もマークしている。通算成績は1744試合で打率・301、380本塁打、1272打点。また、本塁打を打った後や、ヒーローインタビューの際に「アイーン」「ゲッツ」「ラミちゃんペッ」など、一発芸を取り入れたパフォーマンスも人気を博した。

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2016年3月2日のニュース