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下柳氏 初のコーチ業で後輩虎戦士に注文 主体性で物足りなさも

[ 2016年2月24日 07:50 ]

2月12日、下柳臨時コーチはブルペンで投球練習中の岩貞(右)にアドバイスする

 宜野座キャンプで臨時投手コーチを務めていた下柳剛氏(47=野球評論家)が23日、2週間に及ぶ指導を総括した。自身にとっては初のコーチ業。後輩選手の成長に一定の成果を感じる一方で、練習に対する取り組み方に物足りなさも感じたことを明かした。

 もう少し、個人的にはいろいろと考えて取り組んでほしかったという思いはあるね。やっぱり人と一緒のことをしていると、一緒でしかないから。キャンプだけに限らず、常に自分だけのものをつくりに行かなければいけない。

 みんな、与えられたメニューは一生懸命、そつなくこなすんだけど、主体性という点では物足りなさが残ったよね。オレとしてはメッセージとして発信してきたつもりやったけど、最終的にインターバルピッチングをやったのは優(岩崎)しかいなかった。苦しい練習ということはもちろん分かるけど、もっと積極的に手を挙げてチャレンジする選手が出てきてほしかった。

 繰り返しになるけれど、自分で考えて、工夫して日々の練習に取り組まないと、ライバルたちに差をつけることができない。ましてや、このキャンプでレベルアップをしなければいけない若いピッチャーが多いんやから。肩に関してはしっかりつくって来ている印象は持ったけれど。

 あまり個人名を挙げることはしたくないけれど、優からは「もっと、もっと上を目指したい」という思いを感じ取れたし、榎田、秋山、鶴なんかは良くなってきている。具体的なアドバイスをここで書くことはできないけれど、榎田なんかはうまく吸収してものにしてくれたら、こちらとしてもうれしいよね。

 コーチは初めての経験やったから手探りの2週間やったね。最初はじっくりと見ることから始めて、選手と意思の疎通が取れ始めたところで終わったというか。臨時投手コーチということで、香田さん、金村のペースを乱してはダメだというのがあったから。その点は密にコミュニケーションを取りながら、指導に当たらせてもらいました。

 自分としては非常に有意義な2週間やったし、こういう機会を与えてもらって感謝しています。近い将来、ユニホームを着られる機会があるならば、それに恥じないよう、今後も日々、勉強をしていきます。

 最後に…。11日の金本監督との真剣勝負は実は痛み止めの注射を3本打ってました。前のクールに2度も打撃投手をやって、やっぱり投げすぎやったね。打たれたのはめちゃくちゃ悔しいけれど、矢野ともバッテリーを組めたし、それもまた良い思い出になりました。

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